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【観劇レポ】舞台「BACKBEAT」ネタバレ薄Ver.

※全くネタバレしてないわけじゃないので、未見の方はお気をつけください。

 

◆舞台「BACKBEAT

とにかく刺激たっぷりな作品でした。

あの誰もが知ってる世界的ロックバンド、ビートルズ
彼らがまだ売れる前の、ハンブルグでの下積み時代を描いたお話。
スチュアートとジョン・レノン、スチュの恋人アストリッド、そしてビートルズメンバー達の愛を描いたお話。


まず、舞台上で奏でられる楽曲は全て演者による生演奏。もちろん歌だって生。
物語冒頭にスチュが初めてベースに触れるシーンがあるのですが、観ててもうワクワクが止まらなかった。
たどたどしく刻まれる戸塚スチュのビートに、歌声を乗せていく和樹ジョン。次第にリズムも調子付いてゆき、スチュにも笑顔が見え始め、曲が出来上がっていく――。
本当に月並みですが、純粋に「ライブ(生)っていいなぁ」と感動しました。

フルバンドでの演奏シーンでは、ポール役のJUONさんのギターでめっちゃ鳥肌。す、すごい…芝居を観ながら、高クオリティな演奏まで楽しめちゃう…。
この作品では録音に頼るのではなく、全て自分たちの手で作りあげているところに熱いパッションを感じます。当て振りだとやっぱりちょっと冷めちゃうからね。
ライブシーンではつい歓声とかあげたくなっちゃうんですが、そこは我慢。
(でももしかして、声上げてもいいのかな?それを想定しているが故の、あの超爆音SEなのかな?)

 


和樹ジョンの歌に関して。
和樹さんの歌はライブ等で何度も聞いていますが(オタクなので…)、ジョンとしての歌声には正直ちょっと感動しました。
声潰してシャウトするわ、和樹さんらしさを封印してるわで。
なにより「それっぽい」と思える歌唱だったので、最後まで違和感なく聞くことができたんですよね。
ネタバレに当たるので詳しくは書きませんが、2幕ラストがすごくよかったです。まさに和樹さんの真骨頂(だと思っている)。もうあれに別途でお金払いたい。

戸塚さんのスチュは、「才能がある」といわれて納得できてしまう感じ。
顏がいい男だらけのメンバーの中でもひとりだけ色が白く、孤立しているような雰囲気もあり、やはりどこか異質な存在なのだなという説得力がありました。
ベースを弾いている姿も絵を描いている姿もすごくサマになる。
ちょっとえっちなシーンは推しを見るのに必死でちゃんと注目できなかったので、次の観劇時には見逃さないようにしたいです。目が6つくらい欲しい。

辰巳さんジョージ、かわいすぎ愛おしすぎ。
どこまでがセリフで、どこからがアドリブなのかがわからなかった(笑)
とてもフレッシュで生き生きしてて、自然と目で追ってしまいました。
お芝居好きなんだろうなぁってのが、演技から伝わるのすごい。

JUONさんポールは歌うっっっっっま!!!!!!
ってか俳優さんじゃないんですよね????(もちろん知ってるけども)
演技もとても良きでした……!
「プリーズ・プリーズ・ミー」のシーン(???)がめちゃくちゃ好きです。
ジョンとポールの関係性も、これまたええんですよね…。

上口さんピート。
最初に泣かされたのはこの人のシーンでした。
いや上口ピートヤバくないか??????
もう見てくれとしか言いようがない。下手に語ると感動が半減しちゃう気がする。
口ではなくドラムで語る男って感じでめちゃカッコよかったです。

お恥ずかしながら私はビートルズに全く詳しくなく、曲を少し知っている程度の状態で観劇したのですが、とても楽しめました。
むしろ今はビートルズのことを知りたくて仕方がない。
次の観劇日までに色々知識を深めたくなる。
戸塚さんを始めとしたこの5人が、この時代にビートルズを演じているという奇跡を噛みしめながら、残りの観劇を楽しみたいと思います。みんなすごく役に合ってると思うの。


初日感想はこんな感じ。めちゃくちゃ浅くてごめんなさい。
私、舞台のレポってあまりブログにまとめないんですよ。
自分の理解力のなさ、感受性のなさを露呈するのが恥ずかしくて。
でも今回のは、自分でもなにかを発信したくなる、そんな作品だったのです。
ネタバレ有Ver.は千秋楽後も熱が続いてたらブログにします。

個人的にはちゃめちゃに興奮できる作品だったので、ぜひ多くの人に観てほしいです!!!!6月23日までどこかしらの地域でやってますヨ!!!(雑)
https://www.backbeat-stage.jp/